1902年、明治35年の今から約120年前に、現在の山食所在地の隣町下市町で創業をはじめました。
下市町は、平安時代のころから吉野の玄関口として栄え、市が立つようになりました。
日本で最初の商業手形である下市札が発行されるなど、吉野地方の主要商業地として、また人々の行き交う宿場町としても栄えていたそうです。
創業当時に、付近の旅館や一般のお客様などを相手に『豆腐・油あげ』の販売し『山口豆腐店』という屋号で、家族だけで作る個人商店として商いを始めたのが『山食』の始まりになります。
現在は、初代山口富造から4代目にあたる山口晴久が、下市町から大淀町へと場所を移し、昭和55年に株式会社山食として新たな一歩を踏み出しました。
大淀町へ移転してからは不眠不休のなか事業拡大に向け奮闘し、新商品の開発や工場の近代化・お取引様の拡大に取り組み、更に品質・衛生管理に力を入れ自社の検査室を備えました。
平成14年には施設が食品衛生の改善工場に努めたとして、厚生労働大臣賞を頂く事ができ、今では従業員数約220名の企業へと育ちました。